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いじめに巻き込まれない。 [小学生低学年。]

6月は早々から、祭りがあり、
ばたばたした週末でした。

私たちの住むこの地域には、
800年の歴史ある神社が氏神として鎮座しています。
町内会も子供会も、この祭りの準備で
慌ただしくなります。

おみこし.gif

まめ太も、子供山車をひっぱります。


出店.gif
私が出向いた土曜日は、雨がふっていました。 
空いてるから、歩きやすかったです。
雨の中の縁日もまた、風情がありますね。



町中がお祭りモードで浮き足立っている中、
スーパーの駐輪場で、聴こえてきた
ある親子さんの会話が、耳から離れなくなってしまいました。

『何故、この前あげたばかりの4000円が、もうないの??
『ジュースを買ったって、あなた、何本買ったのよ??
ジュースは小銭でしょ??紙のお金4枚なくなるってどういういこと??』
『毎日遊びに出て行くけど、一体どこで、何してるの??』
『ねえ、本当に、誰かにおごったりしてないよね??』

お母さんの相手は、中1〜小学校高学年の男の子。
彼のうなだれた様子からは、お母さんの推測が、
的中してるのではないか。。。と、想像させられます。

おごらされる、お金をもってこいと恐喝される、
万引きを強要される。。。わりとよく、耳にする構造です。
遠い将来の我が子の姿を見ているような気がして、
本当に、人ごとではありませんでした。


何故、人は、いじめるんだろう。いじめられるんだろう。
どうしたら、いじめに巻き込まれない子供に育つんだろう。。。

アマゾンで、色々探していたら、
こんな本と出会いました↓。

いじめない、いじめられない育て方―三つの愛の言葉がわが子を救う (PHP文庫)

いじめない、いじめられない育て方―三つの愛の言葉がわが子を救う (PHP文庫)

  • 作者: 山崎 房一
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 1995/05
  • メディア: 文庫


いじめ云々はヨコにおいておくとしても、
子育てに対する自分自身の悩みが、
少し、軽くなったような気がしています。

小学校低学年のお子さんを持つ親御さんで、
特に、男の子育てに悩めるお母さんに、
是非とも、おすすめしたいです。

既にいじめ問題で悩んでおられる親御さんには、
特効薬にはならないかもしれませんが。。。

<いじめの原因は他者依存の心理。>
いじめられっ子は、母の癒着、支配下におかれている子。
いじめっ子は、親の放任、放置、無関心が原因。
そして、いずれも、男子の場合は、
父親の不在(物理的、精神的)または、父親との接触の失敗
が、原因となるケースが多い。

<きびしい叱責=過剰抑制(呑み込まれ)た子供はいじめられる>
お母さんのガミガミ叱責する事は、子供を傷つけます。

ナイフで人を傷つけた、家に放火した、お金を盗んだ。。。
こんな場合は、子供が恐怖心を抱くほど、
その恐怖心が再犯のブレーキになる様に、強く叱責すべきかも。

しかし、殆どのケースにおいては子供に強い叱責は必要ありません。
ガミガミ叱る事、膝づめ談判風ににじり寄る事、
威丈高に禁止例を発布する事のどれも、必要ない事なのです。
やさしく言って,さとし、小指と小指の約束ですます
これが、正しい方法です。

過剰抑制された子供は疲れています。
お母さん、お父さん、あるいは先生の存在にピリピリし、
他人の存在を気にしすぎる傾向にあり、おどおどしてしまいます。


<甘やかしや放任=抑制欠如(捨てられた)子供はいじめっ子になる>
『好きにしなさい、もう知りませんからね!!!』と、
放棄する事は、
泣いている子に対して、お菓子を与えて、黙らせようとする事に、
よく似ています。いずれも、人間らしい心の交流を放棄したやり方です。

親から温かい心のやりとりを、十分与えてもらえなかった子は、
甘えさせてもらえなかった寂しい子です。
捨てられた子供は、身勝手にふるまい、
時に障害を腕ずくで排除しようとする傾向にあります。
彼らが、自分の親から、されている事そのままに。。。


<子供は正しく甘えさせる。>
子供を甘えさせる事は、とても大切な事なんだそうです。
甘える心は情緒や感動を育む、心の成長には
かかせない大切な要素だからだそうです。

いけないのは、甘やかす事
子供を甘やかす事は、依存心を膨らませてしまいます。

例)泣いている子に対して。
→お菓子を買って、機嫌をそらし、ごまかす。(甘やかし)
→どうして泣いているかを聞き、どうして欲しいかを聞く。
 大人として相応の対応をする。(甘えさせる)

泣いてる子供の心に関与せず、全く別の行動
(物を与える)で、心の交流を無視している。
子供の心を無視する事(甘やかす事)は、
甘えさせるという行為とは、違うのです。


<競走馬を飼育する様な、子育てはしない。>
『成績が上がったら、TVゲームを買ってあげる』
『成績が下がったから、ゲームは禁止します。』
『成績が下がったから、お小遣いを減額します。』

このような飴とムチの方法は、
競走馬の調教には役立つかもしれませんが、
子供の心を無視しています。

『こんなことも、わからないの!!!』と怒鳴りつけるより、
『あなたなら、やればできるわ』と、微笑むほうが、
はるかに、教育的です。

<男の子の事は、父親にまかせる。>
逆もしかり。女の子の事は、母親にまかせる。。。
と、ありました。

殆どの男子の、いじめっ子、いじめられっ子に
見受けられるのは、父親の不在だそうです。
物理的にいない。。。というケースのみならず、
精神的に介在しないという場合が、あげられております。

『強者の論理は、母親には教えられない』
『社会人として成長していく過程は、母親には教えられない』
と、筆者は解いておりますが、私は、全く、そうは思いません。
(社会に出て働いている母親が多い時代ですので、
その辺は、個人の資質の問題ではないかと思うので、
このあたりの性差に関しての項目には、賛同できませんでした。)

ただし、父母が、揃っているのであれば、
そのどちらもが、積極的に育児に参加する事は、
正しい事だと思います。


<qoooとまめ太の関係も、赤ちゃんの頃と変わっていなかった。。。>
一人の人間として、成長した我が子に対し、
『早く早く!!』『だめよ!!』『やめなさい』
『どうして、○○するの??』『だから、やめてと言ったでしょう??』
と、本能的な支配欲求から、まくしたてていた、これまでの私。

攻撃的な口調は、まるでいじめのようです。
愛は、みじんも、感じられません。
深く深く、反省です。。。

親としては、子供を愛しているからこそ、
注意していたわけで、決して意地悪しているつもりはないのです。
でも、まめ太が、
『お母さんはボクを愛してるから、注意するんだ』と、
思うはずありません!!

『最近、反抗してばかりでちっとも、言う事聞いてくれない』
と、頭を悩ませる行為は、
我が子を管理し、支配下におこうとする愚かな行為でした。

もう赤ちゃんではない、成長した男子に対する接し方は、
話を聞いて、信頼してあげる事、認めてあげる事、
愛情ある接し方をすることが、何よりも大切ですね。
自分自身の言動を振り返り、しみじみと反省させられました。

<その後の、qoooとまめ太>
我が子との、心と心の交流と対話。
心がける様にして、2週間が経ちました。

なんと、心の穏やかな事!!!
今まで、何をしていたんだろう??
これまでは、一日1回はイライラ怒って、まめ太も不機嫌になり、
けんかをしていました。
今では、大声でけんかする事もなくなり、
双方のストレスが、激減しました。

ほんとに、今まで、何をしていたんでしょうね〜!!!

これからも、まめ太との時間を、
大切に丁寧に楽しく、過ごしていきたいと思います。

ちなみに我が家は以前から、
父子の関係は良好なので、このまま、継続です。

ザリガニ釣り.gif
昆虫採集、ザリガニ釣りの季節です。

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rico

なんだか人ごとじゃない場面でしたね。でも、断固として、いじめはいじめるほうが悪い!お母さんには無条件に全面的に味方になって、子供を守ってほしいと思います。
by rico (2012-06-23 18:09) 

ぷーちゃん

父子の関係が良好って
すばらしい事ですよ。( ・∀・)ノ
by ぷーちゃん (2012-06-23 22:44) 

きよたん

自分にゆとりがないと子どもにも影響してしまいますね
とても幼いときの親子の関係は大切ですよね
夫婦仲良く子育ても両方でしっかりやっていると
安定した精神力を培えるような気がします
どちらか一方だけが子どもに対して過剰な態度をとると
抑圧されて育つのかなと思います。子育ては難しいですね
by きよたん (2012-06-23 23:25) 

這い上がるママ

小3の長女には、いつも「何かあったらママに言いな!絶対何とかしてやるからね。」と言っています。子どもの世界は狭い。でも学校が世の中のすべてじゃないから、何かあっても気にせず勉強がんばれ!とも。

今のところは、私を信じて頼りにしてくれているのか、困ったことがあったら相談してくれますが、思春期の頃になるとどうなるかな〜。
by 這い上がるママ (2012-06-24 00:49) 

qooo

>ricoさん。
駐輪場で耳にした場面だったのですが、
とても人ごとに思えませんでした。あの、親子さん、
いったいどうなさったかな。。。
私も、いじめる方が圧倒的に悪いと思います。
これからも、子供の様子には気を配っていきたいです。

>ぷーちゃん。
我が家はパパべったりで、オットがいつも、いい所ばかり、
持っていくような気がして、若干腹が立っていたんです。
でも、それでいいんだなって事が、よくわかりました。
これからも、オットにまかせていきたいです。

>きよたんさん。
ほんとですね〜!!!
キーキー注意する事が、当たり前になっていたのですが、
今では、頭ごなしは、まるで無意味だと言う事に
気づく事ができました。ほんと、無駄な事をしていました。。。
甘やかす事と、甘えさせる事の違いもよく、分かりました。
これからは、ゆとりを持って、子育てできそうです。
なんでも、バランスが大切ですね〜。
バランスよく育てられた子供は、いじめに巻き込まれないという
ことなのかもしれませんね。

>這い上がるママさん。
そうそう、『私はあなたの味方よ』という親の姿勢が、
何よりも大切な事なんですね。
ママさんの子育て法、正しいと思いますよ!!!
お子さん方は、たのもしいなと、感じてらっしゃるのでは
ないかと思います〜。
by qooo (2012-06-25 13:10) 

tanpopo

例)泣いている子に対して。
→お菓子を買って、機嫌をそらし、ごまかす。(甘やかし)
→どうして泣いているかを聞き、どうして欲しいかを聞く。
 大人として相応の対応をする。(甘えさせる)

わー...
私はお菓子を買ってあげそうです。なんだかとても怖い...。
まだ子供がいないのでわからないですが、
甘やかしと甘えさせるは違うのですね...。
凄く勉強になりました!
by tanpopo (2012-06-29 16:44) 

qooo

>tanpopoさん。
私も、この本を読むまでは、
忙しくてかまってあげられない不満を、
お菓子やおもちゃを買い与えて、なだめてました。。。
そういうの、甘やかしだったんです。
自覚して気づいてなかったんですよね。

似てるけど、違う言葉って、ありますよね。
深いですね〜、人を育てるのは。
私も、日々、勉強してます。
by qooo (2012-07-02 15:17) 

ツキヒメ

・・・・・・・
この本、読んでみますっ!

by ツキヒメ (2012-07-03 06:03) 

きちママ

自分は、まったくできてないことばかりで、反省です。
この本をよんでみようかな。。
by きちママ (2012-07-13 11:23) 

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